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明日のゼミ発表が終わればなんとか‥‥!
ってか木金でなんとかしないとヤバイ!土日身動きとれない‥‥!( ´Д`)
あ、神田誕生日おめでとう。
(<ご注意!> 本誌ネタバレです)
意識がない間に繰り広げられたらしい(怒涛の?)展開についていけるはずもなく。
目が覚めて最初に見た景色に欠けている人間がいなかったので、どうでもいいともいえた。
大っ嫌いなおやじも兄弟弟子のマリも、そういえば髪がばっさり短くなったリナリーも、やたら鬱入ってるうざい兎も。
ひどい有様なのはいつもどおりだが。しかし自分も人のことをとやかく言えるほど小奇麗な格好のわけがなく。( 実際汚れ具合は群を抜いていた。)
それに、座敷で寝かされた自分をずっと看病していたらしいリナリーに泣かれたり、隅で膝を抱えてうずくまっている兎が視界に入るのは、うんざりなわけで。
とりあえず、風呂に行こう。
と、立ち上がったら視界に入ってきたもじゃ毛の男はどこかで見たことがある気がしたが、やはりどうでもよかった。
滞在中の日本家屋は風呂も立派で。
漂う湯気に包まれたそれは、もはや温泉と言った方がよかった。
先客の存在は脱衣所ですでに知っていたが、それがあの新米エクソシストだと知っていたら、絶対に入ってなどいかなかった。
「‥‥こんばんは」
きょとんという効果音つきで、人を見る目が気に食わない。律儀に時間にあわせたあいさつも気に食わない。
そんなにオレがここに現れたのに驚いたのか。
湯船から注がれる視線を感じ続けてはいたが、オレはかまわず体を洗いはじめた。
「‥‥体は大丈夫なんですか?」
「‥‥知るか」
さっさと上がれこのモヤシ。
というオレの願いは届かず、白い湯の端と端を共有することになった。うざい。
「‥‥みんな心配してたんですよ?」
「‥‥知るか」
髪も、湯から出た肌も真っ白な、文字通りモヤシの左肩を初めて見た気がする。
妙な体だ。
「‥‥追いかけて来ないので、ぶん殴ってやろうと思いました」
「‥‥殴りかえしてやる」
殴らせてはくれるんですか?と、なにがおかしいのか肩を震わせて笑いはじめたモヤシの、横顔だけが目に映る。
別に意識がない間になにが起ころうが、誰がどうなろうが、大したことではない。
任務は失敗していない。それが全てだ。
その経緯などどうでもいい。聞きたくもない。
邪魔だ。
お前のその顔は邪魔だ。
なにが起こったか推測したくなる、そんな笑顔を湯に沈めてやりたくなる。
「‥‥神田の剣は綺麗ですね」
「‥‥六幻はまだ直ってない」
知ってます。
じゃあ聞くなと、腹立だしい気持ちで睨みつけた相手の顔に貼りついた笑顔が、変わったことになぜ気がついたのか。
あぁそういえば、こいつの左腕はもっとグロテスクではなかったか?
随分綺麗になった。気持ち悪いのは変わらないが。
「‥‥生きててくれてありがとう」
「‥‥知るか」
泣きそうに笑うやつだった。
なんだ。なにも変わってなどいないではないか。
変わったのは、
あとになってモヤシのイノセンスが変わったことや、元帥候補になったことを聞いたが、心を動かされるということはなかった。
ただ、それを話して聞かせたリナリーや、最近姿を見ないラビの、いかにも悲しそうに語る姿が脳裏に残った。
なにが悲しかったのだろう。
今日もモヤシはこうして、ありえない量の食事を摂取しているではないか。
なにを悲しむべきかわからないので、オレは今日もただモヤシの存在と、泣きそうに笑う顔に、腹を立てていればいいのだろう。
モヤシもそれでよさそうなのだから、それでいいのだと思う。
‥‥知るか。
‥‥あえて神田の誕生日に載せる意味がわからないというつっこみはもうしました^^